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KEN Yakitori New Zealand LTD 社長

宮本 健市

ふりがな:みやもとけんいち
生年月日:1974年2月9日
出身地:東京都新宿区
血液型:B型
現住所:ニュージーランド国オークランド市

 


釣りをはじめてしたのは小学校3年生の時でした。2歳年上の姉の関係で近所の小学校5年生の男の子に連れられてよく近所で釣りをしましたね。今でこそ誰も釣りをしていないかも知れませんが幼少の頃に釣り場といえば皇居の外堀でした。クチボソ、タナゴ、コイ、フナ、ブラックバス、アメリカザリガニが獲れた思い出があります。新宿の自宅からよく自転車をこいで市ヶ谷と赤坂見付のお堀まで行き、子供たち皆で泳いだり釣りしたりしましたよ。とても楽しかったなぁ、今思えば汚い気もしますけど・・・(笑)

社会人になり千葉県の焼鳥屋で修行していた10代後半の頃も海に行ってハゼとかを釣っていました。仕事が忙しくてそこまでのめりこんではいませんでしたが釣りはずっと好きでしたね。海の近くにある行徳というところにいたのですが当時はお金がなく、釣具屋で見かけるアジ釣りの乗り合い船の料金を目にしては手がでなくて泣いていました。今でもよく覚えているからよっぽど当時悔しかったのでしょうね。

1997年にニュージーランドで焼鳥屋を開いてからは、陸から1週間の半分は釣りで過ごすようになりました。一人で朝暗いうちからいろいろ行きました。26歳の頃には多少のお金が使えるようになり、月に2回ほどGulf Harborから出港の「M.V.VERONA CHARTERS」に乗るようになりました。スキッパーのBrianとJocelynには本当にお世話になりました。さらに27歳の頃になると$4000で19フィートのボートを買うまでに至りました。ボートはかなり旧型ですが外洋にまで出て釣りをする自信はないので十分満足しています。これからさらに良いボートを買う気は無く、その1985年製の旧式ボートを大切にしていきたいです。

高校生のときに長年貯めたお金で一眼レフカメラのキャノンのEosを買ってからカメラも趣味でやっていました。釣りに行き、そこで釣った魚を撮影するのがもともと好きだったのですが最大の転機は「小西英人さん」との出会いでした。「遊遊さかな図鑑」の著者である小西さんとの出会いにより僕の「魚写真へのこだわり」が生まれたのは間違いありません。今は釣りということよりも魚そのものに強い関心と驚きをもって日々魚の虜になっています。大きな魚よりも小さくても出会ったことのない魚に出会える釣りがとても楽しいです。

魚の同定は皆さんのご協力にいつも頼ってばかりです。2007年7月にオークランド市場で「ガストロ」という魚を見つけたことがすべての始まりでした。見たことも無い魚であったガストロは僕の探究心に火をつけました。図鑑で調べても見つかりません、友人に聞いてもわかりませんでした。名前をどうしても知りたくなりその魚の写真を「WEB魚図鑑」というサイトの掲示板に載せました。「ガストロ」と、ものの数分で返信していただいたのが現在もなお、お世話になっている小西英人さんです。現在は「WEB魚図鑑」を離れ「釣り曜日」や「遊遊・さかな大図鑑」で活躍されています。さかなを通じた掲示板ではその他多くの方とも出会うことができました、特に「syouさん」「MKTさん」「美代さん」「MSさん」その他、数え切れない方にお世話になっています。皆さんとても親切で良い方です。皆さんの関連するサイトは「リンク集」の方でまとめておきます。

魚の同定は以下の手順で行うようにしています。まず魚を見つけ、その詳細を写真に収めます。海水魚の場合「New Zealand FISHES」Larry Paul著と「Fish Species of New Zealand」Jorge Hirt-Chabbert著で調べ、淡水魚の場合「New Zealand FRESHWATER FISHES」R.M McDowall著で調べます。その他にも多くの参考書を見ますが、大抵は今あげた図鑑で見つけることができます。名前がわかった場合そのニュージーランド名と学名を控えます。次に「ニュージーランド海域の水族」海洋水産資源開発センター発行で学名から和名を見つけます。

「和名」「ニュージーランド名」「学名」がわかったら、今度はインターネットをつかい「FishBase」と呼ばれる魚類最大のサイトで世界での標準名や分布、大きさ等を調べます。「和名」「ニュージーランド名」「学名」「標準英語名」の4つがわかった所で写真と共に魚類に精通しているさきほどあげた皆さんにお伺いをたて意見を聞かせていただき「同定」に至るというわけです。資料的なサイトに関しても「リンク集」の方でまとめておきます。

以上のような工程を経ても写真から魚を同定することはとても困難です。そもそも魚は長年にわたり研究者の方が莫大な時間を費やし謎に挑み、今なおDNA鑑定によって分類が日々変わっている分野です、私のような素人の焼鳥屋が口出す畑ではないです。標本を持ってDNA鑑定しなければ真相はわからないのが現実です。ただある程度ニュージーランドに生息する魚が日本の皆さんに紹介でき、またニュージーランドに住んでいる皆さんにニュージーランドの魚の和名や興味が伝わればと思っています。

当サイトは和名提唱されている個体はそのまま和名を紹介していますが、和名提唱がされていない個体は「FishBase」に沿った名前をカタカナ表記しています。名前の基準を見つけることはこれまた難儀な問題です。地元で使っている呼び名が各地にあるからです、ですから皆さんが聞きなれないと感じる名称も当サイトにはあると思います。しかしながら和名「ヒラマサ」を地元の方のように「キンギー」と呼んで何がいけないのでしょうか、「カウワイ」を「マルスズキ」と呼ぶ必要が絶対あるのでしょうか?皆さんは気軽に現地の言葉で会話する事がもっとも自然な形だと僕は信じています。ただし図鑑の表記となるとそのような気軽な気持ちではいけません、名前の紹介は何か正確な指標に沿わなければならないのです。その辺を理解していただき当サイトを見ていただけたら嬉しいです。

以上のように十分議論をかわした上、ホームページ上で名前を紹介しています。しかしながら間違った内容や問題のある情報を見つけた研究者の方等がいましたら連絡をいただけるととても嬉しいです。迅速に修正できるように努めていきたいです。

最後に、釣り仲間であり良き友人である矢崎健二さん、青柳正さん、栗正哲也さんに心より感謝を申し上げます。