エビスザメ Broadnose
sevengill
最大 Max size: 全長
300cm
生息層 Depth range: 0m-570m
●形態・特徴: ほとんどのサメが5対の鰓裂をもつのに対し、エビスザメは7対の鰓裂をもつ。化石種と形態的に類似しており、古いタイプのサメであると考えられている。他に7対の鰓裂をもつサメは世界中でエドアブラザメのみ。体色は背方が暗褐色で、腹部は白色。体中に無数の黒色または白色の斑点が見られる。雄は1.5 m、雌は2.2 m で成熟、最大で全長3 m に達する。背鰭が1基しかなく、体の後方に位置するのも特徴。
●生息環境: 世界中の温帯域に生息し、日本にも生息する。ニュージーランド全域に生息するが北島の方が多いと思われる。
●釣り: ビーチからの餌釣り、湾の中での捕獲がわりに一般的に報告されている。
●その他: エビスザメは群れで狩りをすることが知られている。仲間と共同でアザラシやイルカ、他のサメなどを追い詰めて捕食する。古代のサメも同じ方法で狩りをしていたと考えられている。