ニュージーランドテナガダコ Maori octopus
ニュージーランド水域では46種類のタコ科の生物が確認されています。タコは日本人にとって、とても馴染み深い生き物であり、姿形や色を自在に変化させることは有名です。逆に言えば変化にとんだ形状や色からタコがどの種類なのか判別する事はとても難しいです。できるかぎりいろいろな方に意見をいただき判断していきたいと思っています。一般名:マダコ属Common Octopus / Maori Octopus / Reef Octopus / Common New Zealand
Octopus
学名:Pinnoctopus Cordiformis シノニム Octopus Maorum
●特徴: ニュージーランド水域では最大で1.5mにまで成長する。世界的には9.6mにまで成長した記録がありタコ科の中で最大級にまで成長する種。寿命は3、4年。興奮状態でない自然時に目の色が赤からオレンジ色で足全体に白い点模様が見られる。また目の下には突起物は見られない。ニュージーランド全水域に生息しオーストラリア東南にも多く生息している。個人的なイメージとしては体色変化をした場合、全体的に単一の色彩変化をする、赤褐色なら目から体から腕まで赤褐色、黒なら目から体から腕まですべて黒といった感じで。
●食味: 日本のミズダコと同じような料理法で加工すると良い。 肉質が柔らかく水っぽいのでマダコのように加工すると身がボロボロになってしまい美味しくない。たたきすぎには特に注意。
茹でずに生のまま包丁で足の芯の部分を出し薄くスライスして刺身にしたりシャブシャブにすると非常に美味しい。一度冷凍すると薄い刺身を作りやすい。大型のものは吸盤だけを串にさして炙ったり、茹でた後に酢の物にすると美味い。
●動画:
http://www.youtube.com/watch?v=02ep4EWO2Pw
http://www.youtube.com/watch?v=fehePCjyhrE
http://www.youtube.com/watch?v=LRRHNpdy5D4