アフル Ahuru
最大 Max size: 全長 15cm TL
生息層 Depth range: 0m - 420m

●形態・特徴: 第1背鰭が1軟条、顎髭が無い事で他のチゴダラ科の魚と区別がつく。

●生息環境: 生息場所が集中しており見つけられる場所には多く生息している。特にThames湾に多くみられる。幼魚のうちはクラゲの下に共生してすごす。

●釣り: 最大でも15cmにしかならず地引き網で取れることがあるが釣りの対象魚では無い。

●別名: Pink Cod

●その他: 2011年8月25日に採取した4個体についてニュージーランドの魚類研究の中心であるTepapa博物館に写真からの同定依頼をした。ニュージーランド魚類同定の第一人者であるDr Clive Roberts氏に返事をいただいた。同氏はMorid cod(ソコクロダラ)Lepidion inosimaeと同定、しかしながら同博物館の他の博士はAhuruの幼魚との見解を示した。個体を見ると第1背鰭が1軟条で顎髭がみられず、また臀鰭起部が第2背鰭起部より前方から始まっている点、第2背鰭が大きく湾曲している等の特徴を持つ。これらはアフルと一致する特徴でありソコクロダラとは一致しない。ソコクロダラの第1背鰭は5軟条、腹鰭は7軟条からなり、臀鰭起部は第2背鰭起部よりもかなり後方にある。アフルの幼魚もソコクロダラの幼魚もクラゲと共生する特徴をもち実際幼魚がどのように成長し変化するのかはわからない部分が多い。当図鑑ではこれらの個体はアフルと現状ではしておく。

●動画:
http://www.youtube.com/watch?v=9rqQr5SK_74
http://www.youtube.com/watch?v=l43cFXULWZs



25th August 2011 Matiatia Bay, Whaiheke Island, 21km from Auckland City 全長37mmTL

25th August 2011 Matiatia Bay, Whaiheke Island, 21km from Auckland City 全長33mmTL

25th August 2011 Matiatia Bay, Whaiheke Island, 21km from Auckland City 全長33mmTL

25th August 2011 Matiatia Bay, Whaiheke Island, 21km from Auckland City 全長33mmTL