ミナミホウボウ Red gurnard
最大 Max size: 全長 60cm TL
生息層 Depth range: 1m-180m

●形態・特徴: 背方は赤に近いピンク色で時々茶色や灰色っぽい。腹部は白色。胸鰭は青緑に大きな一つの濃い斑紋が見られ、小さな白いスポットが点在する。胸鰭は非常に大きく鮮やかな色の翼のような形になっている。胸鰭の下3条は遊離して太く発達し、これを脚のように動かして海底を歩くことができる。体長の平均は30cm-50cmほどで最大で60cmほどになる。

●生息環境: 入り組んだ狭いフィヨルドランドを除くニュージーランド全水域に生息。通常は浅い平坦な砂地を好むが水深180mほどまで分布する。

●釣り: 釣り人の間ではキャロット(人参)という愛称で呼ばれる事もあるミナミホウボウ。一般的に目にし桟橋などからも釣れる。オークランドでは水温が低めの西海岸や夏よりも冬のほうが良く釣れる。持ち帰るには規定のサイズを超えていなければならないので釣りに行く前に調べておくことが無難だ。

●食味:  商業的価値が高く一般市場やスーパーマーケットなどでもよく売られている。このミナミホウボウは日本にも多く輸出されており日本人にとって馴染み深い魚でもある。他の白身の魚同様、刺身から焼き物、煮物、鍋物、ムニエルなど幅広い料理に用いることができる。日本では高級魚として扱われているがNZ市場ではそこまで高くはない。



18th Apri l2011 Lambton Harbour, Wellington 全長29cmTL

23rd December 2007 West of Rurima Island, Whakatane 全長40cmTL

18th November 2007 Northwest of Waiheke Island 全長23cmTL