ヒシコバン Hardfin marlinsucker
最大 Max size: 全長 40cm TL
生息層 Depth range: 0m-200m

●形態・特徴: コバンザメ類は名前にサメとつくがサメ類では無い、カジキ、マグロ、ウミガメ、イトマキエイなど大型の魚に吸着し、そのエサのおこぼれを頂いていると言われる。コバンザメの仲間は種によって宿主が決まっている、ヒシコバンは主にカジキの仲間に吸着する事が知られ外洋性が特徴。ニュージーランド水域でのコバンザメ科の魚は7種が報告されヒシコバンは吸盤の吸盤の後端は胸鰭後端よりも後方にあり体色は一様に灰褐色である事で容易に識別する事ができる。 体は太く短く吸盤の板状体は15-19。成魚は16cmほどであるとされ最大で40cmにまで成長する。

●生息環境: 世界中の熱帯・温帯海域に広く分布する。外洋性でカジキ類によく吸着する。

●食味: 臭みの無い淡白な白身で普通に美味しく頂ける。うまみ成分が多くしっかりとした甘みを感じる。鱗は無く火に通すとそのまま皮から食べる事ができる。見た目に似合わず刺身も美味い。




11th April 2016 Whangaroa 全長20cmTL