マンボウ Sunfish
最大 Max size: 全長
333cm TL 2300kg
生息層 Depth range: 0m-480m
●形態・特徴: 魚類の中で最大に成長する種のベスト3としてジンベイザメ、ウバザメに続きマンタ、オオチョウザメと並んで名前が上げられてきたマンボウ。しかし2010年に遺伝子解析から大型のマンボウは別種である事が判明しウシマンボウと命名された。マンボウの最大記録は333cm 2.3tとされているが これはウシマンボウであった可能性も指摘されている。一度に産む卵の数は脊椎動物の中で最も多く3億個に達するもいわれる。マンボウはクラゲや動物性プランクトンを食べる以外に、胃内容物から深海性のイカやエビなどを捕食している事が知られている。
●生息環境: 外洋性が高く、海面から水深800mほどの海域を往復する事が研究で明らかになっている。
●釣り: 沖合に出ると割りに目にする機会が多い。背鰭が海面に出ているため発見すると近づいてみるが大抵は潜って逃げてしまう。ニュージーランドでは釣ることは無いが日本では突き漁などで捕獲される。
●食味: ニュージーランドの市場で売られているのを目にしたことは無い。日本では身、肝臓、腸、皮の部分が食される。身は淡白な白身で鶏の胸肉のような感じ、唐揚げやフライ、ムニエルなど味をつけて火を通す料理に向く。腸はとても美味しくホルモンのような扱いで炒めると食感が良く美味い。