ナメラミシマ Banded giant stargazer
最大 Max
size: 全長 75cm TL
生息層 Depth range: 30m-300m
●形態・特徴: 完全に皮下に埋没する管状の側線鱗を除いては体は無鱗。最大で75cmまで育つ事が知られている。
●生息環境: ノーフォーク海嶺からニュージーランド南部、オーストラリアに分布。稀に世界的に有名なダイビングスポットであるプアーナイツ島周辺でダイバーによって目撃されることがある。
●釣り: 深海底引き漁で獲れるが釣りで上がることは稀。普段は砂や泥に潜り餌となる小魚が来ることをじっと待っているため餌が目の前に来ないと捕食しない。
●食味: 市場で稀に見る事がある。釣った初日と2日目はクセが無く問題なく食べられるが、3日目頃から独特の臭みが出てしまい濃い味付けの料理にしか向かない。臭みは豚のホルモンや牛の胃袋の類の臭みに似ている。食感は鳥の胸肉に似ており、しっかりとした肉質で軽く火を通すと弾力がしっかりとしているが火を強く通すとパサパサ感が出てしまう。一見アンコウの胆を思わせる肝臓や美味しそうな胃袋があるが、どちらも臭みが強い。皮は容易に手で剥ぐ事ができる。
●その他: ニュージーランド水域に生息するミシマオコゼ科の魚は全部で5種類が知られている。