アオイサキ 又は ブルーマオマオ Blue maomao
最大 Max size: 全長 40cm TL
生息層 Depth range: 0m-50m

●形態・特徴: 通常10匹から1000匹ほどの群れで生活をする。尾鰭はV字に切れ込んでいて体色は全体的に青色。幼魚は臀鰭と腹部が黄色みを帯びている。最大で40cmほどになる。良く似たシルバースウィープとの違いは鰓耙数でブルーマオマオが26〜36なのに対しシルバースウィープは38〜45。

●生息環境: 沖合の澄んだ水域を好み岩礁付近を回遊していることが多い。プランクトンを主な餌とし水面を顔の一部を出して沸き立つように群がっていることがある。通常日中は海面付近に生息し水深20m以下にはめったに行かない。夜は海底付近の岩の裂け目などに集まって浮遊水泳しているか、非常にゆっくりと岩周りを泳いでいる。主に北島の温かい海に生息するが南の限界水域はKaikoura付近にまで達する。

●釣り: 餌を投げ込むとタモ網ですくえるほど群がって来ることがある。口が小さいので小さな釣り針に貝や魚の切り身を餌につけ表層から中層付近にたらしているとかかる。引きが非常に強く最後までファイトするため釣って面白いが何匹でも釣れるため困る。釣るのは簡単で規定サイズなどの制限は無い。よくブルーマオマオの下にはヒラマサが居ると言われる、ブルーマオマオのボイリングを見たら大物を狙うのも良い。

●食味: きめの細かい白身で非常に美味い。あまり大型な魚ではないため丸ごと甘辛く煮付け、食べながら小骨を取るのが良い。その身のきめ細かさゆえ冷凍しても長期にわたり美味しくいただける。夏場に非常に良く脂を蓄える、特に腹部内臓外側にネットリとした良質な脂が層になる。残念ながら鮮魚市場で見ることは無いので釣るしかない。刺身で食べても美味い。



●その他: 阿部宗明博士により1974年にアオイサキと和名提唱されるが当時はカゴカキダイ科とされシルバースウィープとも混同されている。



20th February 2016 Durville Rock, 30km northeast from Auckland City 全長32cmTL

7th April 2010 Auckland War Memorial Museum 全長10cmTL Juvenile

22nd January 2009 Goat Island, 80km north from Auckland

18th February 2008 Te Nunuhe Rock(Whale Rock), 15km northeast from Paihia, Bay of Islands 全長33cmTL

18th February 2008 Te Nunuhe Rock(Whale Rock), 15km northeast from Paihia, Bay of Islands 全長25cmTL

8th January 2008 Te Nunuhe Rock(Whale Rock), 15km northeast from Paihia, Bay of Islands 全長35cmTL

December 2002 White Island