シルバースウィープ Sweep
最大 Max
size: 全長 35cm TL
生息層 Depth range: 0m-30m
●形態・特徴: 尾鰭は丸みを帯びU字に切れ込んでいて体色は全体的に青から灰色。8cmほどまでの幼魚は緑から灰色で体表にオレンジ色の斑点が見られる、鱗は非常に取れやすい。最大で35cmほどになる。良く似たブルーマオマオとの違いは鰓耙数でシルバースウィープは38〜45なのに対しブルーマオマオが26〜36。オーストラリアでは少なくとも54年生きたという報告がある。15-20歳以降はあまり成長しない。
●生息環境: ブルーマオマオの群れに混じってプランクトンなどの餌を食べていることがあるがブルーマオマオのように水面に顔の一部を出して沸き立つように群がることは無い。
幼魚は浅瀬の閉鎖されたシェルターなどで隠れるように生活をし、若魚になると中層へと移動する。成魚は激しい浅瀬の波間から深い海まで幅広く生息する。産卵は冬場、幼魚は7月〜10月にかけて岩礁などの亀裂で見られ1年で15cm〜20cmまで育つ。
●釣り: 口が小さいので小さな釣り針に貝や魚の切り身を餌につけ中層から底付近に落としているとかかる。群れていることが多く1匹釣れると立て続けに釣れる。釣るのは簡単で規定サイズなどの制限は無い。
●食味: ブルーマオマオと同じくきめの細かい白身で非常に美味い。小型な魚であるため丸ごと甘辛く煮付け、食べながら小骨を取るのが良い。その身のきめ細かさゆえ冷凍しても長期にわたり美味しくいただける。鮮魚市場でわりと見かけるが鮮度はいつも良くない、釣れると数が釣れるので冷凍保存して長期にわたって楽しみたい食材。3月から4月にかけて卵や白子を持つ、この卵と白子が実に旨い。卵は煮付けて食べると子持ちカレイを彷彿させる。大型の物は脂がしっかりとのり刺身でも美味い。
8th November 2010 Jones Bay, Tawharanui Peninsula, 60km north from Auckland 全長
5.5cmTL Juvenile
29th March 2009 Leigh, 80km north from Auckland 全長30cmTL 産卵期
Spawning season
6th December 2008 Little Barrier Island 全長23cmTL
6th December 2008 Little Barrier Island 全長24cmTL
6th December 2008 Little Barrier Island 全長25cmTL
23rd March 2008 South of Rurima Island, 15km northwest from Whakatane 全長33cmTL
産卵期 Spawning season
23rd March 2008 South of Rurima Island, 15km northwest from Whakatane 全長30cmTL
産卵期 Spawning season
23rd March 2008 South of Rurima Island, 15km northwest from Whakatane 全長25cmTL
17th February 2008 Mahenotapuku(Bird Rock), 24km northeast from Paihia, Bay of
Islands 全長32cmTL
28th January 2008 Ahaaha Rock, 23km north from Auckland 全長18cmTL
23rd December 2007 East of Whale Island, Whakatane 全長29cmTL
21st October 2007 Napier 全長15cmTL
7th August 2007 Southeast of Purerua Peninsula, Bay of Islands 全長26cmTL